お寺の門前にあるあれの話


 近所のお寺の門前には、あれがあります。”あれ”といってももちろん、優勝ではありません。掲示板です。⁡

⁡  もう何年も前になりますがそこに「みつを」の言葉が書かれていました。内容は忘れてしまいました。なので、「人間だもの」では、ありません。⁡
 文章の末尾に「みつを」と書いてあるのを見たとき、何とも表現しがたい気持ちになりました。⁡
 寺、みつを⁡
 寺、みつを⁡
 うーん。みつを、半笑いになってしまうアイテム。ちゃんと読んだこともないのに。そういう先入観は本当に良くないなぁ、と思いつつどうしても、思ってしまったあの日。寺、みつを・・・。⁡

⁡  先日、数年振りにそのお寺の前を通りかかりました。”あれ”は、何て書いてあるだろう?と見たら。ない。掲示板はあるのです。しかし、毛筆のお言葉は掲げられておらず、ポスターが2枚、張ってありました。⁡
 写真を使った講話のカラーポスターと、托鉢の日程が書かれたポスター。どちらも多分、上層部から配られるもの。味気ない。⁡

⁡  寺とみつをに違和感を覚えたわたくしですが、みつをでもいい(いまだ、みつをを読んでないくせに”でも”はないだろう、わたくし)。手書きのお言葉を掲げて欲しいです。ご住職が心動かされた言葉でも皆に知って欲しい言葉でも、もちろんご住職自身の考えでも、ご住職の肉筆で書いて欲しい。⁡

⁡  もしかして、代替わりされて悪筆なのかしらん?あるいは、上層部からのポスターをどうしても今は張らねばならないだけで、後日行ったらまた、お言葉になっているかも、と期待しつつ。⁡