月別アーカイブ: 2022年9月

グランスタ丸の内の「動輪の広場」での下界を終えた翌日の9月15日はフリーデイ。あれからもう1週間経っているのかと、 しばし呆然・・・。気を、懸命にこのブログに取り戻して。
 フリーデイは銀座をウロウロしました。

ドムドムハンバーガーがあったので思わず撮影。その昔、京都は四条にもあり、2度程行ったような遠すぎる記憶が。この日は既に鰻食べちゃってお腹一杯だったので写真を撮っただけでしたが次回、銀座に行くときは寄りたいものです。

 で、本題です。
 シャネルのネクサスホールでやっている『シャネルを紡ぐ手 アンヌ ドゥ ヴァンディエール展』を観ました。シャネルにまつわる工房の職人たちの手に焦点を当てた写真展。最初、ショップの方へ入ってしまい、店員さんがさっとお付きになったところに
「ねくさすほーるにいきたいのです」を怖気付きながら言うと「入り口が別になります」とクッキリ美しく彩られた目で真っ直ぐ見つめながら優しく教えてくれました。一旦、建物を出て横っちょの入り口からエレベーターに乗り会場へ。

 薄暗いそこにある写真は美しかった。
今、思い出していて「あれ?白黒だったよね?」と考えてしまうくらい、色が見える写真群でした。職人さんの、手に対する言葉も添えられていて、美しいモノを作る人は言葉も、興味深いな、と思います。 どれくらい美しかったかと言うと、一緒に連れてきた『ぶらがバ』を抱えながら気付くと手が、お祈りポーズで涙ぐんでいたくらい。 指輪をわんさかしている人が意外にも多かったです。 細かい作業には邪魔と思われそうなのだけれど、作業中に目に入る指輪でテンション上がるのでわたくしも指輪して作業するコトがあり、親近感が湧きます。爪を伸ばしている人も多く、それが作業に便利と書かれていたのも一緒です。短く切り揃えていたほうが、接客のときなど清潔感があるかなと思うけれど爪は、細かいものをつまみ取ったり、布にちょっと折り目をつけるヘラ代わりにしたり、道具としての機能が優れています。別に爪の中が汚れているわけではないし、わたくし非深爪派です。

 若い頃は、自分の身体の中で唯一、気に入っていたパーツが手でした。
 しかしそんな手も大分老けてきて、血管浮いているし指がごんぶと(昔、そんな名前のカップうどんがありました)になってきたけれど労ろう、と思った展示でした。そして、指輪が欲しくなりました。沢山指輪を着けている職人さんの言葉に、
「私は自分の手を気に入っています。たくさんの指輪を着けているこの手。すべて夫から贈られた指輪で〜中略〜私の手はさまざまな愛情で満たされているのです。」というのがありました。素敵。わたしが持っている指輪は全て、作家仲間のモノ。指輪に限らず友人たちが作ったアクセサリーを身につけて売り場に立っていると、一緒にいてくれるような気がして、心もとない売り場でも、心強いのです。
「持っている指輪を全部着けているからもうこれ以上、指輪は買えない。」と、ちょっと笑っちゃうようなことを書いている職人さんもいました。

あぁ、指輪欲しい!

続いて赴いたのは、エルメス。ここもギャラリーへは、売り場とは別のエレベーターで向かいます。エレベーターの扉が開くと奥の壁にとってもカラフルな絵と、美しいエレベーターガールが。ウイーンと上がった先では田中和奈展が行われていました。こちらも写真です。そしてこちらはネクサスホールと打って変わって自然光が燦々と入る白い空間。この記事TOPの画像はこの展示で1番心惹かれた写真を描きました。

 観終わり再び、エレベーターに乗ります。奥の壁の絵を観ていたら、降りていく中グワーーーッと動いていくのです。上に行くときは、扉方向を見ていたので気付きませんでした。ただ、壁に絵がかかっているだけだと思っていたのですが、その部分は窓になっていて、外壁に作品があるの?もう静かに大興奮です。なんじゃこりゃーっ、好きーっ、です。思わず箱から出て行くときに、
「これ、めっちゃいいですね。」と、自分でも解るくらい目をキラッキラさせてエレベーターガールに話しかけてしまいました。すると、
「こちらは前の○○○○○(カタカナの長い名前で一文字も覚えていない)の展示の際の作品なのですが、好評だったので残しているのです。」と教えてくださいました。彼女がとても嬉しそうにお話ししてくれて、わたくしは彼女のコトも「大好き!」と思っちゃいました。

 その後はGINZA SIXの蔦屋書店に行き、アート関連の書籍の充実具合に圧倒され、スターバックス リザーブストア 銀座マロニエ通り店でナッティーなんちゃらを美味しく戴きお土産に、パンを購入。翌朝自宅で食べたクロワッサンが、予想よりいけてました。リベイクしたらサクサク具合が爆発しそうでしたが、そうするいとまが惜しく、食べるのを止めることができませんでした。関西でも食べたい。と、最後は食で、締め括りましょう。




 9月8日(木)から14日(水)は、グランフロント東京のB1にある「動輪の広場」に下界致します。東京での1週間下界は去年の6月に、同じく東京駅のecute以来です。あの時は、場所を秘していました。緊急事態宣言最中だったので。
 今もなお、コロナの波はザッパンザッパンしていますが、下界の場所を大っぴらにできる幸せを噛み締めているので、歯が欠けないうちに、会いにいらしてください。
関西以外でのPOP-UP初登場住人は、ありんこ天国のアイドル『鼻ぶらりん』が遂に役に立ってしまう、鼻ぶらりんがバッグ、略して『ぶらがバ』と、鼻ぶらりんがポーチ、略して『ぶらがポ』。 もちろん、鼻&小鼻ぶらりんもぶらぶらしています。 そしてそして、Instagram等で試作段階からチョコチョコ出していた新住人『腹透』も3人、下界致します。かなりの高級住人です。とっても愛いです。   お目々の管は針金内蔵の可動式。勝手に色んなトコを見ています。  更にPOP-UPに出すのは20年振り位かもしれません。絵も販売します。絵は以前から働き蟻Mさんに
「絵やイラストも売ったらいいのに」と言われていたのですが何となく、気持ちにビビッと来なくて。でも、あ、今これからかも、てこの度感じて。こちらも観にいらして欲しいです。   
 日々の様子はInstagramTwitter(各々、別画面が表示されます)にてチェックしてください。シフトのお知らせもそちらで致します。まだ、フォローしてしらっしゃらないヒトは、フォロー&いいね、してください。喜びます。わたくしが。

 では、東京駅丸の内地下南口の改札外「動輪の広場」にてお待ちしております。
尚、下界に伴いネットショップの発送は、9月20日以降になります。ご了承ください。