月別アーカイブ: 2018年6月

 7月7日(土曜日)と8日(日曜日)は、東京ビッグサイト東7・8で開催される HandMade In Japan Fes 2018 に下界します。それに伴い、7月5日から11日までに頂いたオーダーの発送は、自動でないほうの受注メールを含め遅れることをご了承くださいませ。

 東京にお住まいで、ネットショップをご利用いただいたお客さまには本日、ご持参頂くと当日券がちょっぴり割引になるお葉書を出しました。なんや、HandMade In Japan Fes の入場料はお高いですが、関東への下界は多くはありませんのでどうぞこぞって、住人をお迎えにいらしてくださいね。

 おもて面はコチラ


   郵便局に、切手シートを見に行ったら、スイカや蚊取り線香等が、丸い画面にデザインされた「夏のグリーティング」がありました。歌舞伎をあしらった「日本の伝統・文化シリーズ」と迷って蚊取り線香にしました。
それにしても、蒸しっとですね。今年の夏も大好きな、スイカとアイスとかき氷をたらふく食べる毎日になるのだろうな。というか既に、アイスかかき氷は毎日食べてますわね。





(画像と文章は関係ありません。ブルーオリオンという名前のめちゃめちゃ可愛い紫陽花です。・・・めちゃめちゃ可愛いです。)

「逃亡医/仙川 環」
「計画結婚/白河 三兎」
「209号室には知らない子供がいる/櫛木 理宇」
「断裂回廊/逢坂 剛」
「真夜中のマーチ/奥田 英朗」
「利休にたずねよ/山本 兼一」
「浮遊霊ブラジル/津本 記久子」
「暗幕のゲルニカ/原田 マハ」
「町長選挙/奥田 英朗」
「罪の声/塩田 武士」
「台所のオーケストラ/高峰 秀子」

 怖かったのは「209号室には知らない子供がいる」
 instagram等でもちらっと書きましたが「暗幕のゲルニカ」は、9.11とスペイン内戦の物語を行ったり来たりして、読みながら涙が溢れまくって困りました。恋人の死を仕返しに利用されたくない、という気持ち。本当に、尊い。わたくしもそうありたいです。そして、トルティージャサンド食べたい。
 わたくしが落ちる地獄は、物語消費しすぎ地獄だろうなぁ、と「浮遊霊ブラジル」
 「罪の声」は期待が大きく気持ちがはやってしまい、味わわない読み方をしてしまいました。時間をおいてもう一度、読みます。

 で、「台所のオーケストラ」。
 女優・高峰秀子の料理エッセイ本です。上記の本は全て図書館で借りたのですが、この本は購入します。高峰さんの映画は申し訳ない、1本も観ていませんが、女優でお料理も出来て。素敵。そしその文章の、大変なキュートさと言ったら。何個か気に入ったフレーズを。

 「いつになったらホンマモンの男女同権になるのかしら?」
 「残念しちゃった。」
 「ふンだくられちゃうんですからビックラ仰天です。」
 「白より赤が好きなんやからしょうむないやろうが。」

 と、書き出してみたけれどやはり文章の中で読まないと伝わらないですね。カタカナの使い方や、差し込まれる話し言葉がリズミカル。白ワイン、ではなく、白ブドウ酒と表記されていたり。お伽話感が出ますよね。飲んだら魔法が使えそうです。オリーブオイル、ではなく、オリーヴオイル。なぜかジューシーさが増す気がします。て、液体だから増すもなにも、ジュースやないけ、ですが。舶来感も増し増し。

 そして親しくお付き合いしている人が、レオナール・フジタ、梅原龍三郎、谷崎潤一郎て!それこそもう、お伽話の登場人物のような人々です。

 文章のキュートさからも滲み出ているように、載っているレシピは、なんというか快活。難しくなく、文章だけなのに、ーーそう、料理エッセイ本なのに写真は1枚もないンですーーとっても美味しそうです。分量も書いていないし、「あなたの舌で調節してね」と言われているような。わたくしのバカ舌でも大丈夫かしら?作った料理を並べて、高峰さんの映画を観たいな。快活なの、あるかしら?




 この1ヶ月半程、映画を観まくっています。もともと映画好きなのですが、無料のBSチャンネルD-Lifeという、海外ドラマをたくさん放映するチャンネルを知ってからは映画館から遠ざかっていました。家に居ながらにして無料で楽しめる海外ドラマ、レベル高いですから。それが何故、また映画館に戻ってきたのか。謎。

 謎ながら、観た映画をヒトコト付きで列挙してみましょう。

 ・ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男
ドキュメンタリーは寝ちゃうんだよな、分かっていながらドリス・ヴァン・ノッテン。観ない訳には行きません。寝ました。
 ・アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル
お母さん、強烈。スポーツの世界て、親が強烈なコトがままありますよね。
 ・モリーズ・ゲーム
そして、スポーツ選手て、頭が良いですよね。
 ・犬ヶ島
好き。
 ・フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法
最後がグッときました。管理人さんの声が良いです。
 ・ゲティ家の身代金
ある、酷い場面で髪型が2ブロック(←オシャレ)になっちゃう場面に不謹慎ながら微笑む。お金持ちのお年寄りの悲哀を感じました。
 ・レディ・バード
イタ可愛い。2番目の彼氏のハートの強さ。親とちゃんとぶつかれるコトへの羨ましさも感じました。
 ・ザ・スクエア 思いやりの聖域
ブラック。説教臭く感じました。
 ・君の名前で僕を呼んで
超笑えるシーンがあったのだけれど、誰も笑わず。家族との繋がりが濃厚でびっくり。恋は切ないです。
 ・ファントム・スレッド
男女の変態映画。昔のメゾンの様子も含め、美しいです。
 ・バーフバリ 伝説誕生バーフバリ 王の凱旋 完全版
評判を裏切らない面白さ。あらゆるありえなさが素敵でした。
 ・モリのいる場所
モリこと熊谷守一が好きなのです。「生きるのが好きなんだ」というセリフに羨望。でも、描くのはあまり好きじゃなかったのかな?と思わせるセリフにニンマリ。

 我ながら良く観ましたね。1日3本観る日もありました。
数本、感想スケッチを描いたのですが、あまりにヒドい出来。しかし、そんな恥部をさらけ出すのを厭わない。それが上原亜理です。ということで、ゲティ家の身代金の感想スケッチをアップしてみました♡
 この先も観たい映画が目白押しです。