[術後3日目]「ボフッ」てなったのよ

 この日の朝、傷を覆っていたワッフルみたいなフワフワした白い格子状の緩衝材が取り去られました。
 そこに現れたのは、細いテープで細かく留められた傷口。TOP画像がその図解です。まだ、傷の全容は見えません。傷は、残るそうです。
だったら、その傷痕を活かした刺青いれようかな、なんて思う。

 調子がグッと上がってきたので朝からサクサク動きます。といっても洗顔とか歯磨きとか、そういう日常行為。
歯ブラシを落としそうになり咄嗟にキャッチ。成功するものの、お腹と手でキャッチしてしまい、
「ボフッ」と声にならない声を上げる。
 よく映画で怪我したところ殴るけどアレ、マジでやっちゃ駄目。身をもって、知りました

 そんなこんなで一連の、朝の準備をしたら疲れてしまいました。調子良い、と思ったけれどまだまだ通常ではありません。

 さて、そんな術後3日目の昼食。お盆に乗っているメニュー票に”栗ご飯”とありました。栗好きなわたくし。
わーい、とお茶碗の蓋を取りました。
 そこには、今まで見たことない小ささに粉砕された栗がまぶされたご飯がありました。こんなの、栗ご飯じゃない!でも、もしかしたら食べたら美味しいのかも、と1口。
栗、の、味、が、し・な・い・ね
がっかりだよ。
他のメニューは、肉うどん(肉は小さくなかった。良かった。)と胡瓜酢の物。炭水化物祭りメニューでした。

 食べながら、はぁぁ、シャワー浴びたいなぁ、と思う。手術翌日から看護師さんに手伝って貰いながら温かい、でっかい厚手のお手拭きみたいなので身体を拭き、ドライシャンプーをするのだけれどやはり。物足りないしさっぱりしません。

   昼食後にいらした看護師さんに、
「明日はシャワーできますか?」と聞いたら
「ん?今日からできますよ。伝え忘れてますね」
わーい!(この日2回目の”わーい”)とシャワー予約シートを見に行くと17時30分からの1枠だけ、空いていました。ラッキー。

 ドキドキ30分のシャワータイム。ひょー、気持ちいー。満喫して出てくるとベッドには、お夕飯が用意されています。
旅館かよ、と、思ったのも束の間。シャワーて、滅茶苦茶エネルギー使うのですね。もうぐったりしてしまって ご飯もほぼ、食べられませんでした.
ショック.
朝といい、こんな日常のことも出来なくなっているんだ。