先日、入院・手術をしたのですがその前に、方除けをしに行った話

 日吉大社へ方除け祈願に行きました。⁡

受付で⁡
「お引っ越しですか?」と聞かれたので⁡
「入院して手術するのですが病院の方角が悪いそうなので。」と答えると、⁡
「ふっ・・・」⁡
え、笑った?今、鼻で笑いましたよね?お主、呪われるが良い。とまでは思いませんでしたが、少々嫌な気持ちに。⁡

 しかしてこの「ふっ・・・」氏が、ご祈祷してくださるヒトでありました。お前がかーっ、と思ったの事実。⁡

   ご祈祷が始まると、初体験故興味津々(スゲい。漢字ばかり)。わたくし、七五三も、関西ならでは?の十三詣りも未経験ですの。ところでこの文章、下書きを手書きで行ったのですが、「詣り」という字を書く気満々で「脂り」と書いてしまいました。脳内ではマーチンが🎵違う違う、そうじゃ、そうじゃなぁい と歌いました。⁡

   話は戻りまして。⁡
初祝詞・初ぴらぴら&鈴しゃんしゃん・初玉串拝礼。⁡
玉串拝礼は、やり方をYouTubeで予習して挑んだのですが、玉串を、⁡
「では、茎を向こう側に向けて台に置いてください。」とだけ言われ、渡されました。え?ほないつお願いゴトするん?と、戸惑いましたが、せっかく覚えたつもりになっていた手の運びをすっ飛ばして玉串を置き、二拝二拍手一拝をして下がりました。⁡
  そして結局、お願いタイムは現れず。⁡
  儀式中は、宮司や巫女の動きを注視し、頭を下げてしゃんしゃんされている間は”しゃんしゃんされている自分”を噛みしめていたわたくし。そう、ご祈祷中はほぼ全く、願っていなかったよ。ただ、参道上ってくる間、何度も、⁡
「手術が無事に終わって、術後の経過も良好で、満ち満ちた人生を送れますように」と思っていたので伝わっている、と、思いたい。⁡

   ところで、祝詞て番地もフルネームも、ハッキリクッキリ声張って仰るのですね。プライバシーッ、なーい。⁡

     最後にお土産、ではなく徹下授与。渡された紙袋には、お札と一緒にそばぼうろが入っていました。どのタイミングで頂こうかしら?入院してからは手術翌日まで絶食だから、家を出る前に家族と頂こうかしら?そして余りを退院してから頂こうかしらね。⁡

   ご祈祷を終えてから、山を歩きました。『ぶらがバ』の写真を撮り、息を深く吸っていたら、気分が平らかになって行きます。そして、ふと「ふっ・・・」氏を思い出し、返事がああいう風なヒトなんだわ、きっと。と、思いました。自然、ありがとう。さすが比叡山。そして、自然の中の『ぶらがバ』。何だか神々しいわ。⁡

   自然と言えばこの日、家を出てから神社最寄り駅に着く前までは、青空に美しく白雲が浮かぶ秋らしい空で、暑くもなく寒くもなく、だったのですが、電車を降りると小雨が振っているではありませんか。参道を上って行く途中、結構な雨量に。そして、ご祈祷が終わると、晴れました。⁡
   よく、直前まで大雨だったのに、行事やイベントが始まると晴れ間が広がった、という話を聞きますが、逆パターン。ただわたくし、あの木立のなか雨に包まれる感じは大変気持ち良かったのです。それはそれで、護られてると思いました。しっとりと。⁡
「あぁ、許されてる、わたくし・・・」

 そうそう。ご祈祷中は『ぶらがバ』を、お膝に乗せていました。もちろん、神様のほうを向けて。一緒にしゃんしゃんされたのよ。入院にも、お付き合いしてもらいました。