剥けたいし広がりたいし

 今月前半は阪急うめだ本店からの、UNKNOWN/ASIAへ下界。
疲れました~。けど、阪急では住人たちと触れあって貰う日々、UNKNOWN/ASIAはいつもの下界とは全く違う場での3日間を過ごし、充実した日々でした。

おいでくださった皆さま、気にかけていてくださった皆さま、本当にありがとうございます。

 UNKNOWN/ASIAは、今年初めて参加しました。
作家のブースが立ち並ぶショーケースのような会場。初日の14日は審査員にレビュアーと呼ばれる人々、招待客がやって来て、審査をします。続く15・16日は一般のお客さまがいらっしゃいます。
わたしのブースに立ち止まり、遠巻きに眺める人々を、ブース内に誘い込み、視線のシャワーを浴びて貰う、という一連の流れ。に、一般のお客さまはとても喜んで下さったのだけど、審査員とレビュアーにはまず、最初の視線すら、投げ掛けて貰えない始末。しかも1日目はまだ、自分の作品をどう見せるかトークも定まっていなくて、成す術がないとはこのことか!という状態でした。
そんな中、
「もっと突き詰めなくては駄目だ。」と、言われました。作品の演出。どう見せるのか、どうなりたいのか、どう使って欲しいのか。
最終日、回ってきたこのイベントを主催しているT氏にも、同じようなコトを言われました。
「これをどう使うのかまで、見せなきゃ。」

そう、だったのかー!
作品を展示する、てだけじゃ、全く足りてなかったのてす。



 UNKNOWN/ASIAは、只の作品展ではなく、企業やヒトと、何が出来るか。というのを互いに模作する場。というのは分かっているつもりでしたが、「展開の仕方はそちらで考えてください」という姿勢になってしまっていました。ソノサキを観せる。そこまでやって、スタートラインに立てる。そんなコトはちょっとリサーチすれば分かったコト。わたくしの、怠慢です。

 そして、演出不足というのは普段の住人下界のときにも感じでいるコトなのです。実は。
なにかこうもっと、彼らをより引き立たせる、そして、人々がもっと住人たちと暮らしたくなる、そんなディスプレイ・展開の仕方があるはず。と思いながらつい、作ることに追われてしまっておざなりになっているのです。もっと、試行錯誤して、剥けたいな。見せ方にももっと注力する為にはどうしなければならないか。あまり、容量が多くないわたくし。ヒトに任せられる部分=縫製 は任せもっと、ありんこ天国を追求したいです。住人たちと語り合わなくては。
いっつもねぇ、なんか言うだけで、やっぱ出来ない、てやってもないのに思ってしまうのですが、住人たちの為に今度こそは恐れず、面倒がらず。
 UNKNOWN/ASIAはそこに気付かせてくれました。打たれ弱いのに、負けず嫌いなわたくし。やったろやないかー、という女王らしからぬ言葉がふつふつと湧き出ます。

 まずは、今月末9月30日の1day shopに向けて走ります。
阪急岡本駅北口徒歩すぐのトコロにあるマザーミーツ喫茶室。アンティークな雰囲気の素敵空間に、美味しい食べ物のさくさく屋・polepole、キラキラアクセサリーの古賀麻理子と共にありんこ天国が降り立ちます。4時間だけの下界にどうぞ、足をお運びくださいませ。百貨店や手作りイベントより、ほっこりしたお時間を過ごしていただけること間違いないです。

 続いて、10月10日(水)から16日(火)の1週間は大丸梅田店1階エスカレーター横に下界致します。
こちらも初めての場所です。沢山のヒトが行き交う1階ですもの、住人たちもハッスルすることでしょう。そうは見えないお顔しつつも。

 では皆さま、わたくしどもにこぞって、会いにいらしてください。栗。ではなく、秋。わたくしの一番好きな季節にお会いできるのを楽しみに、お待ちしております。