見知らぬ男に、しかも、会ってから数分しか経っていない男に、膝を開くのは。
さらに、朝の10時に、そんなコトするのは、何とも表現しづらい乙女心です。しかし、子宮筋腫の手術を2年前に行ってからの定期検診ですから仕方ないのです。
約一年ぶりの検診。
今まで診てくださっていたビッグバン先生。もちろん、本名ではありません。ちょっと変わった漢字のお名前で、キラキラネームだったらビッグバンと読ませるな、と、勝手にそう呼んでいました。もちろん心の中で。今日も、ビッグバン先生だと思っていました。久しぶりだけど元気かな〜、なんて、会うのをちょっと、楽しみにしていたのです。が、診察室の扉にかかっている見知らぬ名前。呼ばれて入ると、見知らぬ男。
「誰だ、お前?!」
とは、言いません。ビッグバン先生は、移動になったそうです。思わず「どこへっ?!」と詰め寄りそうになりましたが、考えてみたら移動になったとてその病院に変えるほどの執着はないので、黙ります。そういう訳で、朝の10時から、初めて会う男に向かって、ウイーーン、と膝を開く羽目になった訳です。
ウイーーン、というのは、変な椅子に座らされるのですよ。下半身マッパになって。その椅子は、膝から下を片足ずつ載せるようになっておりまして。診察までは両足揃った状態で座れるのですが、いざ診察となるとスイッチが入れられ椅子が上がり、両足がウイーーンと開かれるのです。そして、座面部分の前半分が下がります。初めてアレに乗ったときは、恐怖以外のなにものでもありませんでした。回数こそ重ねたものの、その無防備さと間抜けさと恥ずかしさは、っっっとに、どうにかならんものかと思います。
で、今日は靴下を履いていたのですが、靴下を脱ぐか脱がないか、迷いました。結局履いて診察椅子に座ったのですが。下半身丸出しで靴下。しかも、気球柄のPOPな靴下て、間抜けさが倍増だったかも。という、お話でした。
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