美術展覚書『Perfume COSTUME MUSEUM』@兵庫県立美術館

 Perfumeのファンではないのです。⁡
かしゆかは髪型で分かるのだけれど、いまいちあーちゃんとのっちの区別がついていませんでした。この日までは。 ⁡
 髪が短い方がのっちである。2023年10月11日に認識。やっぱり髪型の認識で、この区別のしかたは危ういです。⁡
この日わたくしは、兵庫県立美術館で行われていたPerfume CMOSTUME MESEUM展に行きました。⁡

⁡  会場は程よい人入りで、誰もが明らかにファンでした。そんな中に混ざるわたくしにも、好きな曲はあります。⁡ それは『VOICE』⁡
この曲は、YMO味が強くて好きです。格好良い。⁡それくらいの認識で行っても良いものか、と思ったのですが衣装という切り口にそそられたのです。⁡

⁡  展示室に踏みいると、3人の衣装が曲のタイトルや小話と共に展示されています。⁡
あがる。⁡
「わー、この首んとこ可愛い」⁡
「わー、こんなデザインの服着たい(そんなん思ってマジごめん)」⁡

⁡  わたくしこの日、2日前に仕上がった自作のサロペットを履いていました。滅多にお洋服は作らないのですが、「次に作るときは、このデザインの要素いれたいな」とか「コルセットにケープ、オーバードレスていいな」なんて思いながらいつものように、パパッとスケッチをしていました。2部屋目でのこと。監視員さんが近付いてきて⁡
「すみませんが、企画展ではスケッチ禁止なんです」⁡
「え?あ、そうなんですか?ごめんなさい」⁡
「いえ、すみません」⁡
「写真OKゾーンでは描いても良いですか?」最近の展覧会は、撮影OKなお部屋だったり作品があることが多いのですが、こちらもそういうお部屋があるかとは、入場時に知っていたので尋ねました。⁡
「いえ、写真は良いのですが、スケッチはできません。」⁡
解せぬ。⁡
解せぬが、⁡
「そうなんですか。分かりました。」と言うしかなかろう。監視員さんが申し訳なさそうに去ってゆきました。⁡

⁡  過去にも1回、スケッチ禁止と言われたことがあります。奈良国立博物館での国宝展のときでした。こちらも兵庫県立美術館と一緒で、企画展はスケッチ禁止、常設展は可、と言われました。なんでなんだろ?カメラは良くてスケッチはダメ、というのも不思議です。⁡
 きっと調べたら「なるほど」と納得しきりな理由があるに違いありません。・・・どうだう?まだ、調べていないけれどそのうち、調べましょう。⁡

⁡  と、言うわけでスケッチは入って早々にできなくなり、後は気になる衣装があったら曲のタイトルだけ書き付けました。文字を書くのはOKなの。スケッチとメモの垣根が、とてつもなく高いわ。⁡

⁡  そしてグッズショップでまんまと衣装ブックを買ってしまいました。でもこの本は、スケッチ禁止されなくても買っていたと思います。写真も文章も、鮮やか。⁡楽しい。

⁡  展示自体も満足でした。たっぷりの衣装を間近に観ることができ、デザイン画や指示書も興味深かったです。指示は、何のことやらさっぱり分からなかったけれども。衣装がPerfumeを作っている大切な要素なんだな、というのがわたくしにも感じられました。⁡そして前よりPerfumeが好きになりました。

⁡  で、関係ないですがありんこ天国、実は、ボレロの型紙がほぼ完成しているものがあるのです。そのうちドロップするはずです。⁡
楽しみですね!(強要)