確か5月号のメルマガで、京都タカシマヤ下界に連れていけるようにがんばります、と書いたトートバッグ。
結局、京都へは連れて行けませんでした。
がついに、細かくブラッシュアップしていきとうとう、完成形に辿り着きました。
パッと見、丸みのあるなんてことないバッグ。
ちょいと持ち手部分が変わっては、いるのですが。
でもまあ、「シンプルなバッグをお作りになったのね」と思われたあなた。
ありました。マチにお顔。ほらね。
ん?
んん?
お顔がち・が・う?よく見て、よく見て!口元、よく見て!
お気づきになりました?
コレ、違うバッグを持っているのではなく、1つのバッグのマチ両側で阿吽(あうん)ーー片方のお口は閉じ、片方は開いているーーになっているのです。なぜか検証画像が、間違い探しに使った赤ではなく、白になっていますが。
そう、白。
白デニムはありんこ天国史上初のお色です。白。汚れやすいですよね。諸々汚し魔なわたくし。白いバッグなんて持てない、と思っていました。そんなわたくしが、白いTHEATRE PRODUCTSのバッグを持つことにしたのは、白しかなかったから。という残念な理由。持ってみると確かに汚れます。しかし、白いバッグ。汚れますが白いバッグ、気分も明るくファッションが重くなりません。なんだぁ、白、いいや〜ん。と、いうワケでこの度、白生地を仕入れ作ってみたのでありました。
で、話は戻って2つのお顔のお話。
最初は片方しかお顔を付けていませんでした。そのままバッグ全体を眺め回し何か、何かもうヒトツ、ないかしら?と思いながら日々を過ごしておりました。そんな中、美容院へ。ソコで好きな雑誌「GINZA」をペラペラめくっていたら、暖簾に阿吽のお顔が染め抜かれたものが載っていたのです。
「これや!」
早速翌日、マチに2つ顔を作ります。「あ」のお口をお鼻同様、立体的に仕上げようとしたらイマイチだったので、ペイントで施すことに決定。
そして、試作品を持ち歩く中で気になった、バッグの口がバカーンと開いてしまう問題を、ナスカンと丸カンで解決。するするする〜、と改良されて、今週末7月7日・8日のHandMade In Japan Fes 2018に連れて行けるコトとなりました。
ただ、都合により片側しかお顔つけていない者もおりまして。その2匹はちょいと値引きした価格で販売致します。ある意味レア。
とにかくこの週末は、貴重な関東下界ですからどうぞ、遊びにいらしくてくださいね。ありんこ天国住人一同、お待ちしております。