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では、本題です。
エシレバター。50gで450円+税(@成城石井)のバター。バターに特にこだわりはなく、常備しているのは見慣れたバター色のパッケージ。日本の、正しいバター感溢れる「雪印バター」。そのわたしが、この前はカルピスバター、そして昨日はエシレバターを買ってみた。
なぜか。
バター醤油ご飯をする為である。
なぜ、バター醤油ご飯なのか。
柚月 麻子の小説「バター」を読んだからである。
中に、エシレバターで作るバター醤油ご飯がどんなに素晴らしいかという描写があり、読んでいる側から、
「きっと、エシレバターでバター醤油ご飯を作ろう。」と思っていたのである。小説の中、バター醤油ご飯を勧められた主人公・里佳が夜、ソレをやってみる描写がまた、美味しそうで堪らん。が、近所のスーパーにエシレバターは取り扱いがなく、あったのはカルピスバター。カルピスバターも高級バターである。小説の中にも出てきた。買ってみた。開けてみた。白い。見慣れた、雪印バターの色とは全然違う。ひとかけ、食べてみた。あっさり。淡白。この世に、そんなバターがあったんだ。バター醤油ご飯をしてみた。
バターを小さい四角にカット
ひとさじ掬ったご飯にバターをひとかけ、乗せる
お醤油を1滴、垂らす
バターが溶けないうちにお口に運ぶ
冷たいバターを噛み、暖かい米粒に行きつく
バターが溶け、混ざるバター・醤油・ご飯
美味しい
けれど、小説程の感動はない。わたくしの味覚のせいかもしれないし、カルピスバターのせいかもしれない。カルピスバターをディスっているのではない。それぞれのバターに合う料理方法がある。バター醤油ご飯には、カルピスよりエシレ、なのかもしれない。それに、わたくし期待するとその期待ははち切れんばかりに肥大してしまい、いつも、現実が追いつかないという現象がある。
もっとフラットに。
いやいや、小説でもバター醤油ご飯を恍惚と語るカジマナを目にしながら、食べたバター醤油ご飯に対する里佳の感覚は輝きに溢れていた。だから、期待がはち切れんばかりでも良い。ただただ、わたくしの味蕾が枯れていなければ、あるいは、合いさえすれば、それくらいの感動があるに違いないのだ。
あ、あと、ご飯が白ご飯でなくて雑穀ご飯だったのも、関係あるのかも。
と、いうことでエシレバター醤油ご飯は、白いご飯でやってみる。感想はまた後日。
ところで、写真を撮るときに、庭に咲いていた白いオダマキを添えてみた。なんとなく、オダマキの花言葉を調べたらなんと「愚か」。可哀想すぎやしないか。ただ、色ごとにも花言葉があって、白は「あの方が気がかり」だとか。今、撮影を終えたオダマキはPCの横に飾っているが、白い顔を下に傾けそっと、愚かなわたくしを気遣ってくれているような気がしてならない。ありがとうね、オダマキ。