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 タイトルとは異なり昨日今日と、涼しいですけれどね。  大倉崇裕著「やさしい死神」を読んでから、落語を聴きに行きたくてたまらないわたくしです。もう数年、行ってないなぁ。

 こちら、シリーズになっていて「やさしい死神」は第3弾。前2作も既読で、内容は例により覚えていませんが、面白かった。です。「やさしい死神」は人情話なミステリーが5編、収録されています。もちろん、落語に詳しくなくても無問題(モーマンタイ)。ただ、読めば落語を聴きに行きたくなるはず。出てくる話は
口入屋
桜鯛
宿屋仇
三文起請
つる
花見の仇討ち
子別れ・下 子は鎹(かすがい)
富久
宿屋の富
親子酒
 あと、落語ではないですが「紙切り」が出てくるので、この芸も見てみたくなることでしょう。わたくしは見たいぞ。

 落語を初めて聴いたのは、高校の校外授業でした。誰が演じたのか、内容はどうだったのか、全く覚えていません。唯一覚えているのが、学校から会場まで歩いて向かっていたときのこと。
 友達が筒状のものを持って歩いていたですがーーーそれも何だったのか覚えていませんーーーそれを見たクラスメイト男子が、
「それ、ざこばのポスター?」と言った、ということのみ。聴きに行ったのは米朝一家・・・じゃない、米朝一門だったのでしょうか?実際ざこばの落語を聴いたのでしょうか?とにかく残念ながらそのときは、全然心惹かれなかったのです。

   それから数年も数年も数年も経ったころ、桂歌之介さんの落語を聴き、その面白さに心がキャーキャーしてしまったのです。その後、何回か他の落語家さんを含め聴きに行ったものです。丁度その頃、大倉崇裕の落語シリーズを図書館で見つけ、読みました。小説に落語。好きなもの×2。
 その後うっかり、落語を聴きそびれておりますが、うーーん、また、寄席に行こう!
 あと、大倉崇裕の著書では落語と全く関係のない福家警部補シリーズも好きです。ウィキで調べたらオチケンシリーズもあるとか。落語研究会とな。コチラも読まなくては。聴いて読んで。違う世界に訪問しまくりたいものよの。

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