引き出しに忍ばせる三段チャック

 三段チャックは、名前の通りチャックが三段になっています。それぞれ、ポケットになっていて、深さは1番下がわたくしの人差し指第1関節位でその他はわたくしの人差し指第2関節位です。
あえて深いポケットは作りませんでした。だって、下の方、つまりお腹に溜まるとなんか、
「胃もたれが~」なんて文句言われそうだし。三段に。

 わたくし、1人(なのか?3人なのか?)は机の引き出しに忍ばせています。

 USBメモリ、カードリーダー、そして、ゆうちょ銀行のワンタイムパスワード生成機を大事に仕舞って貰っています。重要な任務を負った三段チャック。心なしかお顔も締まっています。

 話は変わりますがわたくしの机。  小学校入学時に購入して貰ったモノなのですが、大人仕様の黒いスチール机です。幼いときは、皆が持っているような子供の学習机を羨ましく思いました。わたくしが子供の頃は、今の学習机より装飾がなされていて、例えばアニメのキャラが描かれていたり。しかし年を重ねるに連れ、この大きくてシンプルなスチール机で良かったと思えるようになりました。
 思えば幼いときから何かと子供じみたモノを与えて貰えませんでした。とにかくアニメプリントのものは絶対買って貰えない。靴も、ビニールのスリッポン、女の子はピンクでアニメキャラプリント、男の子はブルーで戦隊キャラプリントが全盛だったのですが—今、見ないな—、キャンパス地のスニーカーを穿かされていました。幼い日々は嫌だったけれど、それら全て、スッキリ格好良かったのです。おもねらなかったね、両親。子供に。
 逆を言えばしかし、親に「アレが欲しい、コレが欲しい」と言えない、親の顔色を伺うコドモでしたけれど。モノゴトて、表裏一体ですね。

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